典太郎(仮)

 こっそりやってます。よろしくお願いします。 


 そいつの嫌なところ、何から何まで、全部引っくるめてその人なんだ。 
 それを愛するんだ。 

【お知らせ】 春ですね。

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福崎町 拾遺帖

今回も、本文に載せられなかった写真を集めてみました。
これをもちまして、世界平和に貢献し、同時に次回更新までのつなぎとしたいと思います。
よろしくお願いします。

本覚寺

その2で紹介した本覚寺です。
樹齢350年の皐月(さつき)の原種が植わっているというお寺です。


木登り鳥

その3で紹介した 鈴の森神社 近くで木登り上手の鳥さんを見つけました。
何という鳥さんでしょうか。


「常盤御前 都落の図」

鈴の森神社 の「常盤御前 都落の図」の大絵馬です。
常盤さんは元は庶民の娘さんでしたが、近衛天皇の皇后九条院が雑仕女を募集した際
これに応募し、見事採用されました。
その後、源義朝に嫁し、今若、乙若、牛若の3人の男子をもうけました。
三男牛若を産んでまもなくの平治元年(1156年)12月、
藤原通憲(信西)対 藤原信頼、    
源義朝 対 平清盛
の勢力争いが原因で内乱(平治の乱)がおき、源義朝が敗れました。

武士の世界では、敗者の子孫を残しておいては、将来に禍根を残す事になるという事で、
根絶やしにするという事が行われていました。
このままでは済まないだろうという世間の声を耳にした常盤は、
子供たちを守るため、身を隠すべく誰にも知らせず、夜中に宿所を後にしました。

「兄は今若とて八になる、中は乙若とて六、末は牛若とて二歳也。おとなしきをば先にたてて歩ませ、牛若をば胸にいだきて宿所をば出ぬ。心のゆるかたもなさには立出ぬれど、行末はいづくとも思ひわかず、足に任せて行くほどに、としごろ心ざしをはこびけるしるしにや、清水寺へこそ参りたれ」
(『平家物語』)

清水寺で、今若と乙若に着物の裾をかけ、牛若を抱いて夜通しあやしました。

翌日の早朝、清水寺を後にしました。
「比が二月の十日の曙なれば、余寒、猶尽きせず、羽川の流も氷つつ、領の風もいとはげし。道のつららもとけぬが上に、又かきくもり雪ふれば、行べき方もみえざりけり」

京を逃れ、大和国(奈良県)にある伯父の許を訪ね、ここで身を隠しました。
その頃平氏は4人の行方を知ろうと、常盤の母を捕らえ、六波羅に連れて行き尋問しました。
その事を耳にした常盤は、子供を連れて六波羅に自訴し、
清盛に直訴して子供たちの命を救いました。

この大絵馬に描かれているのは、大和国にいくところでしょうか。
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genre : 写真

柳田國男生誕の地 福崎町 その9(銀の馬車道)

岩尾神社で少しまったりして、そろそろ駅に戻ろうと
来た道とは違う道をふにふに歩いていますと、

巖橋

銀の馬車道
というものをちらほら目にしました。

銀の馬車道

銀の馬車道

さらに、朝、典太郎が姫路から乗ってきた電車も、
銀の馬車道をアピールしていました。

銀の馬車道 電車


典太郎はここに来るまで、銀の馬車道なるものを知らなかったのですが、
町中の説明板等を熟読吟味した結果、以下の事が判明するに至りました。
「銀の馬車道」は明治初頭、生野銀山と姫路の飾磨港の間、約49kmを結ぶ道として作られました。正式名称は「生野鉱山寮馬車道」で、「生野銀山道」とも呼ばれました。

当時、新政府は、生野銀山を国営化するとともに、外国人技術者や最新設備を導入して、銀の増産を図りました。しかし、当時の道は細い飾磨街道しかなく、輸送手段は人力か、川を小さな舟で行き来するしかありませんでした。
新工場を建てるための機材や、労働者たちの食料など、多くの物資を運ぶための広い道路が必要になりました。

そこで、明治6年(1873年)フランス人技師レオン シスレー氏を技師長として工事が始められました。当時最新の「マカダム式」と呼ばれる工法を採用し、道路を水田より60cm高くし、 あら石、小石、玉砂利の順に敷きつめ、3年がかりで完成しました。
道幅を6メートル以上とり、カーブをできるだけ減らし、馬車専用道路としたため、日本初の高速産業道路と言われています。

銀の馬車道の完成により、天候に左右されずに高速に物資を輸送できるようになったため、生野・飾磨港間の輸送経費が8分の1にまで低減したという事です。


わが国初の高速道路の一部を歩きつつ、
わが国の近代化の歴史をほんのりと感じながら、駅に戻って来ますと、
駅前のバス停には、上手い具合にこんなバスが停まっていました。

銀の馬車道 バス

-完-

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genre : 日記

柳田國男生誕の地 福崎町 その8(岩尾神社)

少し間が空きましたが、福崎町をふらふら歩くシリーズの8回目です。
前回の おにおいはし(↓これです。)から

追儺 おにおいはし

川に沿ってほんの少し歩きますと、なにやら花が咲いていたので
近寄ってよく見てみますと、

またもや新種ですか

↑このような、とてもしべの長い花が咲いていました。
またしても新種を発見しましたよ。
そう思って写真を撮っておきました。名前は何としたらいいでしょうね。

花に目が行ってしまい、通り過ぎてしまったのですが、この花の少し手前に
↓このような石橋があります。

池田輝政が建立した?石橋

この石橋から後ろを振り返ると、鳥居、その奥に神社があります。

池田輝政が建立した鳥居

池田輝政が建立した岩尾神社

近くにあった説明板によりますと、
この鳥居は、姫路城主池田輝政が慶長16年(1611年)に建立したもの。凝灰岩製で沓石がなく直接地中に埋めている。各部材が細く、柱に内転がないこと、全体に背が低いことなど古い様式を持っている。
また、この石橋も凝灰岩製で簡素な造りの反り橋の形式となっている。建立された時には両側に欄干があったようで、親柱のさし込み穴が残っている。架橋手法が簡素で古調をおびることから鳥居と同時期に造られたと考えられ、近世初期の神橋形式を知る上に貴重なものである。

ということです。
まあ、それはそれでいいのですが、

説明板

この説明板、前に木が生えていて、読みづらいです。


この神社は、岩尾神社というのですが、
上の写真の左手の説明板によりますと、
神社の創立は、正暦2年(991年)ということですから、前回の神積寺と同じですね。
慶長年間に池田輝政が、前殿・拝殿・鳥居を修造した。(石橋は?)
身舎斗キョウ(←木偏+共)(もやときょう)は三ツ斗出組で軒支輪を組み、妻組は虹梁大瓶束建て、身舎正面には桃山風の中備カエル(←草冠+日+大+虫)股を飾ったあとがみられる。
身舎正面及び向拝部柱、頭貫、斗キョウ、丸桁、カエル股等は極彩色で桃山時代の様式を伝え、絵様彫刻等細部手法も、よくその頃の技法を示しており、貴重な遺構である。

ということです。残念ながら、典太郎にはさっぱり分かりません。
まあ、それはいいのですが、

なぜ道は鳥居をくぐっていないのですか。
つづく

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柳田國男生誕の地 福崎町 その7(神積寺 追儺)

田んぼ

山を下りると、また田んぼの中を歩きます。
この辺りの稲はもう頭を垂れていますが、いつ頃収穫なのでしょうか。
美味しいお米をありがとうございます。農家の皆様に感謝感謝です。

そんな感じでふにふに歩いていきますと、神積寺というお寺にたどり着きました。

神積寺

古びた感じ(←失礼?)がいい感じだなあ(←失礼ではない)、と思っていたら、このお寺、
正暦2年(991年)に開基されたお寺なんだそうです。
で、開基された慶芳上人自ら彫ったという薬師如来座像が安置されているそうです。

また、この神積寺では、毎年成人の日に、
追儺という鎌倉時代から続く伝統行事が行われるらしいです。
これは、修正会という正月行事の一部で、
薬師如来の使者、山の神赤鬼、青鬼を従えて境内を舞い、
新年の吉祥を祈願する行事だそうです。
この時鬼たちは手に松明を持って舞うのですが、この松明は厄除け、魔除けのお守りになるため、
鬼たちが、燃えて短くなった松明を放り投げると、それを見物人が持って帰るんだそうです。

この行事は、地元では鬼追いと呼ばれて、親しまれているそうです。

どれくらい親しまれているかといいますと、

追儺 おにおいはし

このように、橋になるくらい親しまれています。
離れて見ると、こんな感じです。

追儺 おにおいはし

橋の四隅に、しかもその両面に、きれいにデザインされています。
つづく


・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
神積寺境内で、またもや新種の花、発見と思って、写真を撮りました。

新種?

紫陽花(あじさい)に似ていますが、紫陽花は梅雨時の花です。今頃咲いているはずはありません。
花が下向きに咲いています。こんな咲き方の紫陽花は(多分)見た事ありません。

以上の事から、7割5分方新種だろうと思っていたのですが、
後日、はるかさんに、9月に咲く紫陽花がある事を教えていただきました。
どうやら新種ではなさそうです。学会に報告しなくて良かったです。

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genre : 日記

柳田國男生誕の地 福崎町 その6(辻川山)

草木や虫(氏名不詳)をかき分けつつ、一人小粋に山道を登り、
ついに山頂にたどり着きました。

辻川山山頂からの眺め

なかなか良い眺めではありませんか。
國男先生も、あの山や、この田んぼや、その空を見たのでしょうか。

空気はきれいですし、何の騒音もなく静かですし、吹きぬける風が気持ちがいいです。

風に吹かれてふらふらと三歩ほど歩きますと、
右手はこんな感じ。

辻川山山頂からの眺め

緑がきれいです。山がきれいです。何もかもがきれいです。
典太郎まできれいになった気分です。

景色を堪能した後、東に向かって山を下りて行こうと思います。
東に向かう道は広いです。今登ってきた道とは大違いです。
典太郎の頭が驚嘆の嵐に包まれる位の違いです。
草木をかき分けなくても歩いて行けます。

「なぜにこの道は広いのか」考えようとしたら、
山頂にある町の施設(何か忘れました。すぐにこれを書かないから。うんもう。)に
町の職員が行くためだろうと、気が付きました。(合ってるかどうかは、分かりませんが。)

歩きやすいので、すたすた調子よく歩いていますと、
道を少しそれた所に、小さな花を見つけました。

おおっ。見た事ない花です。これは珍しい。新種に違いありません。
とりあえず写真を撮って、後で学会に発表しよう。

そう思い、写真を撮ろうと花に近づき、しゃがんだところ、
数匹のが、一斉に典太郎 の魅力 に吸い寄せられてきました。
「今を逃せば、次はいつ人が来るか分からない。」
そんな感じで、ものすごく必死に寄り付いてきます。

わずかもじっとしていられません。危うし、典太郎。
つづく


つづき

典太郎 対 蚊、1対多数 の変則マッチが繰り広げられる中で、
何とか1枚の写真を撮る事に成功しました。
変則マッチの勝者は典太郎です。うははははは。正義は勝つのです。

これで学会に発表できるぞ。と思いながら、小走りにその場を立ち去り、
蚊がいないことを確かめて、立ち止まり、
カメラのモニターでさっき撮った写真を確認してみました。

新種かもしれない花

か。
あろう事か、モニターに映し出されたのは、見事なほどのピンボケ写真でした。

これほど見事に地面を捉えた写真があったでしょうか。
自分の才能に驚愕する典太郎でした。


これで今年の地面学会は、私のものです。地面・オブ・ザ・イヤーは決まったな。
などと考えながら歩を進めていきますと、1軒の神社にたどり着きました。

北野天満宮

由緒ありそうな神社ですが、詳細は分かりません。
ところで、神社も「1軒」でいいのでしょうか。誰か教えて下さい。
つづく

・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
後日、見事に地面を捉えた写真をパソコンで見てみますと、
奇跡的に、ピントが大きく外れていない花を見つけました。
該当部分を切り抜いてみました。

奇跡の花

これを見てどうしろという事もないのですが。

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著者紹介

典太郎
秘密結社 光画舎 社長。
のりたろう です。
てんたろう ではありません。

著者略歴
 大阪市に生まれる。
 現在に至る。

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交響曲 symphony
管弦楽のための大規模な楽曲。通常、ソナタと同じく、急・緩・メヌエットまたはスケルツォ・急の四楽章からなる。18世紀前半に成立し、古典派のハイドンやモーツァルトらが完成、ベートーヴェンによって19世紀以降の規範が確立された。交響曲の訳語は森鷗外の考案。

交響詩 symphonic poem
標題をもつ独立した単楽章の管弦楽曲。19世紀半ばにリストが創始。

協奏曲 concerto
ピアノ・ヴァイオリン・チェロなどの独立楽器と管弦楽とが合奏する楽曲。バロック時代には複数の独奏楽器が活躍する合奏協奏曲や独立楽器のない型も存在した。独奏楽器の演奏を強調するものが多い。

ソナタ 奏鳴曲 sonata
独奏または重奏のための多楽章器楽の一形式。古典派以降のソナタは普通、第一楽章はソナタ形式による急速な曲、第二楽章は旋律的な緩やかな曲、第三楽章はメヌエット舞曲またはスケルツォ、第四楽章はロンドその他の急速な終曲から成り、ピアノ・ソナタの他、ヴァイオリンその他旋律器楽のための二重奏ソナタが主流。

メヌエット Menuett
フランス起源の舞曲の一。四分の三拍子の中庸の速度で、中間部にトリオを持つ三部形式。17世紀中頃からルイ14世の宮廷などで流行。後には独立の器楽形式としてソナタ・交響曲など多楽章楽曲のうちの一つの楽章に用いる。

スケルツォ scherzo
古典派以降の多楽章作品中の一楽章に用いられる急速な三拍子の軽快な楽曲。特にベートーヴェン以降、メヌエットに代る楽章として定着。
普通は中間部にトリオを挟む複合三部形式をとる。独立した楽曲としても作られた。

カデンツァ
①楽句、楽節、楽章、楽曲などの終わりで終止感や段落感を生み出す和声的、旋律的な構造。
②協奏曲楽章やアリアなどの終結部直前に、独奏者または独唱者が技巧を発揮できるように挿入される楽句。初めは演奏者による即興だったが、次第に作曲者自身が予め作るようになった。

ソナタ形式
器楽形式の一。ソナタ・交響曲・協奏曲などの第一楽章に用いる形式。普通、二つまたは一つの主要主題を持ち、提示部・展開部・再現部からなり、序奏や結尾部を付けることもある。

器楽
楽器のみで演奏する音楽の総称。独奏・重奏・室内楽・管弦楽などがある。(対:声楽)

ロンド rondo 回旋曲 輪舞曲
18世紀、古典派時代の基本的な器楽形式の一。主題が同じ調で繰り返される間に異なる楽想の副主題が挿入されるもの。ソナタ・交響曲・協奏曲などの最終楽章に多い。

変奏曲 variation
主題に続いてその旋律・和声・リズム・性格などをさまざまな方法で変化させた幾段かを接続して構成した楽曲。独立した楽曲の場合と、ソナタ・交響曲などの一つの楽章をなす場合とがある。

カンタータ cantata 交声曲
バロック時代にイタリアで始まり、北ヨーロッパでも発達した声楽曲。レチタティーヴォおよびアリアによる独唱・重唱・合唱などから成る。世俗カンタータと教会カンタータとがあり、後者はドイツのプロテスタント教会で発達。

カンタービレ cantabile
歌うように(なめらかに)

パルランド parlando
話すように

はるりんどう 春竜胆
リンドウ科の2年草。高山の湿地に自生。高さ10cmくらい。大きな重なり合った根出葉を有し、花茎は数本集まって立つ。5月頃、茎頂に青紫色鐘形の花を開く。

レチタティーヴォ recitativo 叙唱
朗読調の独唱歌曲。オペラ・オラトリオ・カンタータなど劇的な要素をもった声楽曲中で、アリアなどの抒情的・旋律的な部分に挟まれ、筋の説明や対話のために用いられる。

オペラ opera
歌唱を中心に器楽・舞踊を加え、歌手が扮装して演ずる舞台劇。16世紀末~17世紀初の頃、イタリアで成立。諸国に広まる。

オペレッタ operetta 喜歌劇 軽歌劇 小歌劇
娯楽的要素が強く、軽快な内容の歌劇。独唱や合唱に対話のせりふを交える。19世紀後半に成立し、後にミュージカルに発展。

オラトリオ oratorio 聖譚曲
宗教的音楽劇。通常聖書に取材し、語り手が進行役を務め、独唱・合唱・管弦楽などで演奏される。

トリオ trio
① 三重奏。三重唱。またその楽曲。
② メヌエット・スケルツォ・行進曲などの中間部。

ppp pianississimo
   ものごっつ弱く
pp  pianissimo
   ごっつ弱く
p   piano
   弱く
mp  mezzo piano
   やや弱く
mf  mezzo forte
   やや強く
f   forte
   強く
ff  fortissimo
   ごっつ強く
fff fortississimo
   ものごっつ強く

光画
(lichtbild(独)の訳語)
写真の陽画。また、写真のこと。

陽画
実物と明暗などが同じ写真。ポジ。

陰画
実物と明暗が逆になっている画像。カラー写真の陰画では、更に色彩が被写体の補色となっている。一般の写真の場合、これを印画紙やフィルムに焼き付けて陽画を得る。ネガ。

アプレゲール
(戦後の意)①第一次大戦後、フランスを中心として興った文学上、芸術上の新しい傾向。
②転じて、第二次大戦後の若者の放恣で退廃的な傾向。また、その傾向の人。戦後派。⇔アバンゲール

オブジェ
(物体・対象の意)シュールレアリスムが無意識に対応するものとして作品化した物体、あるいはその作品。ダダイスムが、がらくたを寄せ集めて作品とした動きの継承。日本の生花でも行われる。

男節・雄節(おぶし)
カツオの背肉で製した鰹節。せぶし。

シュールレアリスム
1920年代、ダダイスムに続いてフランスに興った芸術運動。ヘーゲルの哲学、フロイトの深層心理学、アポリネールの詩法、キリコの画風などの影響のもとに、意識下の世界や不合理、非現実の世界を探求し、既成の美学・道徳とは無関係に内的生活の衝動を表現することを目的とする。超現実主義。

ダダイスム
(dadaはあえて無意味な語を選んだもの)第一次大戦中から戦後にかけてチューリヒからベルリン・ケルン・パリと波及した芸術運動。既成の権威・道徳・習俗・芸術形式の一切を否定し、自発性と偶然性を尊重。意味のない音声詩・コラージュ・オブジェ・フォトモンタージュ・パフォーマンスなどを生み、何でも芸術になりうることを証明。

憂愁
憂鬱と哀愁。心配や悲しみで心が沈むこと。

幽愁
深い物思い。深い憂い。

幽囚
捕らえられて牢獄に閉じ込められること。また、その人。

有衆
国民。人民。

有終
終りを全うすること。

有終の美
最後までやり通し立派な成績をあげること。

優秀
すぐれひいでていること。

アウフ・ヘェーベン
(廃棄・高めること・保存することの意)揚棄。止揚。

揚棄
ヘーゲルの用語。弁証法的発展では、事象は低い段階の否定を通じて高い段階へ進むが、高い段階のうちに低い段階の実質が保存されること。矛盾する諸契機の統合的発展。

リリカル lyrical
抒情的。

リリシズム lyricism
抒情性。抒情詩的なおもむき。抒情詩風。

抒情・叙情
自分の感想を述べ表すこと。

抒情詩
本来は叙事詩・劇詩とともに、詩の三大部門の一。作者自身の感想や情緒を表現する形式をとった韻文の作品。近代では詩の主流をなし、詩とほぼ同義。

幽し(かそけし)
かすかなさまである。

実相観入
斎藤茂吉の歌論。子規以来の写生論に一歩を進めたもので、皮相の写生に止まらず、実相に徹するをもって短歌写生道の要諦とするもの。

実相
①実際の有様。真実のすがた。
②[仏]現象界の真実のすがた。真如・法性などとほぼ同義。

観入
心眼を以って対象を正しく把握すること。(斎藤茂吉の造語。「実相に観入して自然・自己一元の生を写す」)

皮相
①うわべ。表面。
②真相をきわめず、表面のみを見て下す浅薄な判断。

真相
真実のすがた。事件などの本当の事情。

真如
[仏]一切存在の真実のすがた。この世界の普遍的な心理。

法性(ほっしょう)
[仏]一切存在の真実の本性。

アクチュアリティ actuality
現実。現実性。時局性。

悪茶利(あくちゃり)
悪ふざけ。

帰命頂礼(きみょうちょうらい)
①帰命して自分の頭を仏の足につけて礼拝する最敬礼。
②仏を礼拝する時に唱える語。

帰命
[仏]身命をささげて仏陀または三宝に帰依すること。または、仏陀の教命に帰順すること。

帰順
反逆の心を改めて、服従すること。

三宝
①[仏]ア 衆生が帰依すべき三つの宝。仏・法(仏の説いた教え)・僧の称。
イ 仏の異称。
②[孟子]土地と人民と政事。
③道家で、耳と目と口。
④ある語に添えて思いのままにする意を表す語。

帰依
神・仏などすぐれた者に服従し、すがること。

衆生
[仏]いのちあるもの。生きとし生けるもの。一切の生物。一切の人類や動物。六道を輪廻する存在。有情。

不撓不屈(ふとうふくつ)
困難にあたってもひるまず、くじけないこと。

不撓
たわまないこと。心がかたく、困難に屈しないこと。
(撓:トウ・ドウ・いためる・しおる・しなう・しなる・しわる・たお・たおむ・たおり・ためる・たり・たわ・たわむ・たわめる・たわわ・とお・とおお・とおむ)

おのがじし(己がじし)
めいめい。それぞれ。各自。

己が色色
それぞれ異なったさま。おもいおもい。続古今・釈教「雲しきてふる春雨はわかねども秋の垣根は己が色色」

己が様々
己が色色に同じ。

己が品品
己が色色に同じ。

己が散り散り
めいめいばらばら。

己が向き向き
めいめいの心の向いた方。おもいおもい。

戦く(おののく)
おそれふるえる。

僭越
自分の身分・地位をこえて出過ぎたことをすること。そういう態度。でしゃばり。▽謙遜の気持ちでも使う。

謙遜
控え目な態度で振舞うこと。へりくだること。

掏摸(すり)
往来・乗物などで、他人の金品などを掠め取ること。また、その盗人。ちぼ。巾着切り。

オポチュニズム (opportunism)
日和見主義。便宜主義。御都合主義。

アナクロニズム (anachronism)
時代錯誤。時代に逆行していること。

臨場
その場にのぞむこと。臨席。

臨場感
現場にのぞんでいるような感じ。

臨む
①目の前にする。面する。
②場合、機会などに向かいあう。際会する。
③その場に行く。
④治者として被治者に対する。
⑤身分の高い人が、みずからその場に行く。

追憶
過ぎ去ったことを思い出すこと。追懐。

追懐
昔のことや人などをあとから思い出してしのぶこと。追憶。追想。

追想
過去の事や去った人のことを思い出してしのぶこと。

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