柳田國男生誕の地 福崎町 その7(神積寺 追儺)

山を下りると、また田んぼの中を歩きます。
この辺りの稲はもう頭を垂れていますが、いつ頃収穫なのでしょうか。
美味しいお米をありがとうございます。農家の皆様に感謝感謝です。
そんな感じでふにふに歩いていきますと、神積寺というお寺にたどり着きました。

古びた感じ(←失礼?)がいい感じだなあ(←失礼ではない)、と思っていたら、このお寺、
正暦2年(991年)に開基されたお寺なんだそうです。
で、開基された慶芳上人自ら彫ったという薬師如来座像が安置されているそうです。
また、この神積寺では、毎年成人の日に、
追儺という鎌倉時代から続く伝統行事が行われるらしいです。
これは、修正会という正月行事の一部で、
薬師如来の使者、山の神が赤鬼、青鬼を従えて境内を舞い、
新年の吉祥を祈願する行事だそうです。
この時鬼たちは手に松明を持って舞うのですが、この松明は厄除け、魔除けのお守りになるため、
鬼たちが、燃えて短くなった松明を放り投げると、それを見物人が持って帰るんだそうです。
この行事は、地元では鬼追いと呼ばれて、親しまれているそうです。
どれくらい親しまれているかといいますと、

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このように、橋になるくらい親しまれています。
離れて見ると、こんな感じです。
↓

橋の四隅に、しかもその両面に、きれいにデザインされています。
つづく
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神積寺境内で、またもや新種の花、発見と思って、写真を撮りました。
↓

紫陽花(あじさい)に似ていますが、紫陽花は梅雨時の花です。今頃咲いているはずはありません。
花が下向きに咲いています。こんな咲き方の紫陽花は(多分)見た事ありません。
以上の事から、7割5分方新種だろうと思っていたのですが、
後日、はるかさんに、9月に咲く紫陽花がある事を教えていただきました。
どうやら新種ではなさそうです。学会に報告しなくて良かったです。
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